日本のほぼ反対側にある、ボリビア。
ボリビアには神秘的な景色で大注目されている、ウユニ塩湖があります。
ウユニ塩湖で有名な国といっても過言じゃないです。
塩湖に反射する景色が、まるで鏡張りのように美しく、一生に一度は行ってみたいと思う、旅行好きならだれもが憧れる場所じゃないでしょうか。
ただし日本からだと、とにかくめちゃくちゃ遠いんです！！
それゆえ、なかなか踏み切れないかと思います。
忙しい日常のなかでも、年末年始やGW程のまとまったお休みがあれば、十分行くことができますよ！
今回はボリビアに行くついでにヨーロッパにも行くことができる自由旅をご紹介しますね！
ヨーロッパ経路の楽しさ、ウユニ塩湖の魅力をたっぷりお伝えするのでぜひ最後まで読んでください。
北米経由とヨーロッパ経由
旅行会社などのウユニ塩湖へのツアーは、大半がアメリカ経由ですが、ヨーロッパ経由でもボリビアへ行くことが可能です。
アメリカ経由だと、移動時間・距離が比較的短いのに対し、ヨーロッパ経由は確かに長いです。
その片道距離、およそ地球半分以上、所要時間は片道約2日(行きと帰りでは若干異なります)。
往復すると、地球1周は達成しているのではないかという移動距離になります。
ですが筆者、こちらを選びました。理由はそう、当時の販売チケットがアメリカ経由に比べて安かったから！
ということで、今回はKLMオランダ航空を使い、オランダ・アムステルダム経由でボリビア・ラパス空港まで向かうこととなりました。
ちなみに、年末年始休み程の日数があれば、アムステルダムで２日程ストップオーバーも可能なので、ボリビアだけでなくオランダも満喫できちゃいます！
1回の旅行で、大陸の異なる2か国を堪能できるなんて、お得感満載です。
高山病対策
約2日かけラパスに降り立ったのち、最後はこちらの小さな飛行機でウユニの町までひとっ跳びです。所要時間は約1時間。
ウユニ塩湖へ向かうなら、美しい景色を残すためにカメラは必須。
それと同じくらい重要になってくるのが、高山病対策。
ボリビアはほとんどが高所に位置し、首都:ラパスの空港はなんと、標高4000m超え。
日本が誇るあの富士山よりも高く、世界最高標高の空港と言われています。
海抜0m近くから出発すると、高度順応ができていない状態でラパスの空港に降り立つことになり、人によっては息苦しさを感じたり、気分が悪くなることもあります。
本来は近隣国のペルーなどからバスなどを使い、少しずつ高度に体を慣らして行くのがいいのですが、飛行機で到着してしまっているので、この手は使えません。
そんなときのために、日本を出発する前に高山病の薬を病院で処方してもらいましょう。
そして初日は体をしっかりと休め、次の日から現地ツアーに参加するという流れがおすすめです！
ボリビア到着当日にウユニ塩湖ツアーに参加したものの、高山病からの吐き気などで、100%で楽しむことができなかった方も見受けられました。
せっかく遠路はるばる日本から来たのだから、全力で楽しむためにも、無理はせず、万全な体調に整えておきましょう。
現地ツアーに参加しよう！
体も高度に慣れてきたら、いよいよウユニ塩湖へ出発です。
ウユニの町には、塩湖へ向かうツアー会社がたくさんあります。
その中でもおすすめなのが、穂高岳旅行社/ Hodaka Mountain。日本名ではありますが、日本語対応はありません(笑)。
ですが、鏡張りを見たい日本人をはじめとする観光客の要望をしっかり汲み取ってくださる、現地のスペシャリスト兼ドライバーさんが、その日の天候などの状況に合ったベストな場所へ連れて行ってくださいます。
穂高岳旅行社/Hodaka Mountain
http://www.uyunihodakabolivia.com/en_tour2days.php
ツアーの種類も様々。1日ツアーはもちろんのこと、チリ国境まで向かう3泊4日プランや朝日/夕日/星空観賞ツアーなど、自分達の時間や予定を考えながら選ぶことができます。
申し込みはホダカのツアーオフィスで直接可能です。
混み具合にもよりますが、ツアー内容によっては当日申込み・参加ができるものもあります。
オフィスの方はスペイン語か英語での対応となりますが、とても優しいのでいろいろ教えてくださいます。
ウユニ塩湖ツアー開始！
ウユニ塩湖1日ツアーでは、鏡張りの場所だけではなく、他の名所にも連れて行ってくれます。
例えば、写真のような場所。
通称: 列車の墓場。かつてこのあたりを走っていた鉄道が廃線となり、放置され錆びた列車が無数に残されています。
ツアー序盤に突然現れたこの景色にびっくりしつつも、なかなか良い味が出されているので、廃墟好きにはたまらない場所ではないでしょうか。
ウユニ塩湖は基本的に真っ白の塩の大地。でも、その中にポツンと島のような場所があります。
その名もインカワシ島。ここだけは塩でできておらず、岩場と無数のサボテンとリャマ数頭からなる小さな山で、数百円の入山料を支払えば山頂までいくことができます。
斜面はそこまで厳しいものではないので、ツアーの滞在時間内でも十分登頂することが可能です。
上から見る、真っ白な塩の大地の景色は圧巻なので、ぜひ登ってみてください！
鏡張りの世界へ！
列車の墓場やインカワシ島を観光した後、いよいよドライバーさんの力量がかかる、鏡張りの場所の探索へ。
経験値からある程度の目星はつけていらっしゃる、その日の状況によってベストな鏡張りスポットは変わります。
そこで近くのドライバーさん同士、無線を使い、協力しながらポイントを探っていきます。
ちなみに美しい鏡張りが見られる主な条件は、雨水がある程度残っていること、無風であること、晴れていることです。
乾季でも運が良ければ、鏡張りを見ることができますが、雨季に行く方が出会える確率がぐっと上がります。
条件がそろうと、息を飲む程美しい、圧倒的な鏡張りの世界が目の前に広がります。
借りた長靴を履いて地面に降り立つと、自分もまた水面に映し出され、どこまでも広がる大地と相まって、何とも言えない不思議な感覚を味わうことができます。
空の色や雲の形が変わっていく様は、いつまでも見続けることができ、特に朝方や夕方の空はどんどん色味が変化するので、毎日眺めていたい！と思う程おもしろく、その美しさに感動すること間違いなしです！
そして夜の星空は感動の嵐！
水面と天気のコンディションが良ければ、満点の星空が上からも下からもきらきら溢れています。
その場にいるツアー参加者が口をそろえて言うのは、”宇宙みたい！”。
地上にいながら宇宙にいるようで、ふわふわと無重力すら感じるのではと思ってしまうほど。
さらに運が良ければ、流れ星も見れちゃいます！
周りに建物などは一切なく無数の星だけなので、目撃の確率もぐんとあがるはずです。
筆者はここで人生初めての流れ星を見ることができ、感動のあまり、涙腺がゆるくなりそうになりました。
ウユニ塩湖に来たなら、鏡張りや真っ白の大地を活かしたトリックフォトにも挑戦してみましょう！
遠近を活かしたものや人間鏡文字など、同じツアー参加者と一緒にドライバーさんの指導のもとに撮る写真は、とてもいい思い出になりますし、他の参加者とも交流できるとてもいい機会です。
ツアーが終わる頃には、みんな打ち解けていて、来るときよりも車内がずいぶんにぎやかになっていることも珍しくありません(笑)。
まとめ
・ボリビアまではヨーロッパ経由もおすすめ！
・高山病対策はしっかりと！
・旅程にあった現地ツアーで、神秘的な世界を思いっきり楽しもう！
日本のほぼ反対側にあって、標高も高くて、時間もかかって大変なことばかりですが、行きついた先にはその大変さを吹き飛ばす、美しい鏡張りの絶景が待っています。
来てよかった、一生の記念になったと思うこと間違いなしなので、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。
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