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アメリカが誇る、自然が生みだした絶景・グランドキャニオン。
ここは世界に数多くある絶景スポットの中でも特に有名な場所ではないでしょうか。
コロラド川が高原を少しずつ浸食し、長い年月をかけて作り出したその大迫力の光景を見るために、世界中から多くの観光客が訪れています。
グランドキャニオンは、ユタ州、アリゾナ州を中心とした「グランドサークル」と呼ばれる大型の国立公園が密集したエリアにあり、そこには、グランドキャニオン以外にもモニュメントバレーやセドナ、アンテロープ・キャニオンなど、それぞれ特徴があり美しい光景が広がるスポットが数多く存在します。
今回は、グランドサークルを巡った観光ツアーをもとに、絶景好きにはたまらない場所、魅力について紹介したいと思います!
グランドキャニオンの基本情報
○基本情報
- 場所:アメリカ合衆国 アリゾナ州 グランドキャニオン国立公園内
- 時差:-16時間
- ベストシーズン:4月~10月
グランドキャニオンへの飛行機は?
日本からグランドキャニオンに直接向かう方法はありません。
行き方としてはいくつか方法はありますが、最もメジャーなのはラスベガスからグランドキャニオンに向かう方法です。
ラスベガスの最寄り空港であるマッカラン国際空港へは現在日本からの直行便が無いので、成田や羽田、関空、セントレア等の主要空港からアメリカへ行き、アメリカ国内で乗り継ぎしマッカラン国際空港へ行くこととなります。
私はロサンゼルス国際空港で乗り継ぎしましたが、サンフランシスコやカナダのバンクーバーで乗り継ぎするルートもあります。
ロサンゼルスへは10時間ほどのフライト、ロサンゼルスからマッカランまでは約1時間のフライトでした。
また、ロサンゼルス発でグランドキャニオンに行くオプショナルツアーもあるので、旅の計画に合わせて空港を選択することが重要になるかと思います。
海外旅行に慣れている方は、ロサンゼルスやラスベガスでレンタカーを借りて自分で回るという手段もあります。
グランドキャニオン観光は何日必要?
グランドキャニオンに行くためには、最低でも3泊5日でないと難しいと思います。
まず移動時間が多いのと、グランドキャニオンには様々なビューポイントがあるので現地でもそれなりに時間が必要です。
グランドサークルを回るのであれば3泊5日でも厳しいくらいです。また、ツアーであればほぼラスベガスに宿泊します。
ラスベガス自体も本当に見どころ満載の場所なので、1週間は時間を取って行くことをオススメします。
グランドキャニオンの観光費用は?
費用については、宿泊するホテルや、グランドキャニオンへどうやって行くかによって10万~200万程度まで大きく変動するようです。
参考までに私が掛かった費用は、羽田からラスベガスまでの航空券とホテルで約16万、バスで行くラスベガス発グランドキャニオン1泊2日ツアーで約500$でした。
ラスベガスから飛行機でグランドキャニオンに行くツアーがありますが、これはバスよりかなり高額です!
当時のプランでも費用はかなり抑えたほうだったので、費用面では10万円以上は掛かると思った方が良いです。
持っていくべき物
- 温かい服装→グランドキャニオンは標高2,200mにあるので、朝晩は特に冷えます!
日中は暑く、朝晩は寒いので、どちらにも対応できる服装で行きましょう。 - 飲み物→グランドサークルはかなり空気が乾燥しているため、意識してこまめに水分補給したほうがいいとガイドさんが何度も言っておられました。私たちも休憩ポイントでは必ず水を購入するように意識していました。
- 酔い止め→正直これは必須アイテムかもしれません…!
バスに長時間乗るのと旅の疲れからか、いつもは乗り物酔いしない私でもさすがにつらい時がありました。一緒にいった友人2人も途中服用していたので、普段酔わない方でも念のため持参したほうが良いです。
グランドキャニオン観光ツアーを紹介!
私が参加した1泊2日のグランドキャニオン観光ツアーは、JTBのオプショナルツアーを予約しました。(→JTB)
観光ツアー1日目
早朝6時くらいにラスベガスのホテルを出発します。
ツアーを申し込む際に事前に宿泊ホテルを聞いてくれて、そのホテルまで迎えに来てくれます。
早めの出発なので、前日にバスな内で必要な飲み物やお菓子を購入しておきました!
グランドキャニオン周辺までは車で5時間くらいです。途中休憩をはさみながら行きますが、事前に用意するに越したことはありません。
セリグマンで休憩
ラスベガスから車で約1時間半の場所にあるセリグマンは、現在は廃止されたアメリカ横断の主要道路「ルート66」の雰囲気を残す町です。
映画「カーズ」のモデルとなった町でもあり、ラスベガスからグランドキャニオンへ行く途中にあるため、休憩地として多くの人が利用するそうです。
売店やお土産屋さんもあります。
アメリカンな雰囲気が漂っていて、たくさんの写真スポットがありました。
セドナのホテル「エンチャントメントリゾート」で昼食
休憩後また数時間バスにのり、セドナに到着。
セドナはアメリカでも有数のパワースポットであり、世界中から多くのセレブが訪れる場所だそうです。
なんと、ガイドさん曰く私たちが昼食を取った「エンチャントメントリゾート」は、安室奈美恵さんとロンドンブーツの田村淳さんがお忍びで宿泊したホテルとの事です。
ものすごくおしゃれで高級感漂うホテルでした!
ホテルからの眺めも最高です。
エアポート・メサ展望台
こちらは高台にあり、セドナの絶景を一望できるビューポイントです。本当に美しい景色を見ることができました。
また、セドナでも特に大地のエネルギーが放出されている場所、「4大ボルテックス」の一つとしても有名です。
ちなみに、残りの3つは、「カセドラルロック」「ベルロック」「ボイントンキャニオン」です。
ホーリークロス協会
こちらもセドナにある、ローマン・カトリック教の教会です。
現代的でおしゃれなデザインの教会ですよね。
真っ青な空と赤土のコントラストがとても美しく、目を奪われました。
この教会も少し高台に作られており、教会からはベルロックやセドナの街並みが一望できるようになっています。
1日目の観光スポットは以上です。
この後またしばらくバスに乗って移動し、夜にはグランドキャニオン国立公園内にあるロッジに到着し、そこで宿泊しました。
観光ツアー2日目
ツアー2日目は、私たちが最も楽しみにしていた場所を回るので朝から本当にワクワクしていました!
それでは行程に沿ってご紹介します。
グランドキャニオン朝日鑑賞
ついにこのツアーのメインイベント、グランドキャニオンの朝日鑑賞です。
日の出前にグランドキャニオンのマーサーポイントという鑑賞スポットに到着しなければならないので、出発はかなり早い時間です。
そして、私たちが行ったのは11月だったので、早朝は極寒でした。行く前はそんなに寒いと思っていなかったので、パーカーにシャツ、膝丈スカートというあきらかに準備不足な恰好で行った私は最初寒さに震えていました。(笑)
しかし、グランドキャニオンが見えてくると、寒さなんて忘れるくらいの絶景が視界に飛び込んできました!
朝日で真っ赤に染まったグランドキャニオンは神々しささえ感じるほどで、瞬きも忘れてしまうくらいの絶景です。
この壮大な景色は世界中のどこを探してもここにしかなく、まさに「死ぬまでに見たい絶景」がそこには広がっていました。
こちらでは長めに自由時間が設定されていたので、思う存分絶景を堪能し、写真もたくさん撮りました。
マーサーポイントは柵がない場所もあり、充分注意してというのが大前提ですが、下のような写真も撮れます。
崖に座っているようですが実際はそんな事はないので(少し怖いですが…。)これから行かれる方はぜひ挑戦してみてください。
私たちはツアーの行程上マーサーポイントにしか立ち寄れませんでしたが、その他にもヤバパイ・ポイントやホピ・ポイントなど様々な鑑賞ポイントがあるので、時間に余裕がある方は回ってみる事をオススメします。
また、トレッキングやヘリコプターでの遊覧ツアーも行われているので、グランドキャニオンを思いっきり堪能したい方はそちらに参加してみてはいかがでしょうか。
アンテロープ・キャニオン
こちらも本当に何年も前から行きたくてついに来られた場所です。アンテロープ・キャニオンはナバホの居留地にある渓谷です。
雨による鉄砲水が岩肌を削り、長年かけて独特で美しい地形を形成しました。アンテロープ・キャニオンはアッパーとロウアーという2つのポイントがあります。
違いとしては、アッパーは終始平坦な道のりなのに対し、ロウアーは急な階段や歩きにくい箇所が多いルートです。
どちらも絶景であることにかわりはありませんが、ツアーを選ぶ際はどちらのポイントに行くかも確認したほうがよいでしょう。
ここで、アンテロープ・キャニオンに行く際の注意点をご案内します。アンテロープ・キャニオンはナバホの居留地にあり、ナバホ族の大切な財産です。
それゆえ、ナバホ族のガイド無しでは立ち入ることが許されていません。個人旅行で行かれる方は注意してください。
また、雨がひどい日には立ち入りが禁止されます。狭い隙間を通り抜けるルートなので、雨が降ったら中で鉄砲水が発生し、大変危険との事です。
日本からツアーを予約していっても、天候次第では中止となり、別の観光スポットへ変更となる可能性があるのでご注意ください。
私たちはロウアーに行ったので、そちらをご紹介します!
入り口はこんな風に急な階段をしばらく降りていきます。結構しっかりしていたので不安にはなりませんでした。
中に入ると、こんな風に見たこともない風景がずっと続きます!
この細い道を歩きながら出口へと向かっていくのですが、上から日光が差し込んできて、本当に神秘的な光景に感動しっぱなしです。
中は砂っぽいので、スマートフォンやデジカメの故障の原因になるかもとガイドさんがおっしゃられていたので、撮影時以外はしっかり鞄にしまっていました。
数十分歩くと出口に着いたので、また急な階段を昇って地上に帰ります。
これにてツアーの全工程が終了です。
1泊2日でこんなにたくさんの場所を回れるとは思っていなかったので、本当に大満足のツアーでした。
グランドキャニオンへ行くときの注意点
グランドキャニオンをはじめとするグランドサークルの景色は、本当に世界を代表する絶景である事を実感しました。
正直、写真ではあの凄さを全然お伝えできていないです。
よく絶景を見て「人生観変わった」というコメントをする方がいますが(私も正直「言い過ぎでしょ」と思っていました)
しかし、グランドキャニオンをみて、初めて「人生観が変わった」の意味が分かった気がしました。あの景色をみたら、自分の悩みなんて取るに足らない小さい事だと思えるはずです!
ぜひあなたもグランドキャニオンを見て、人生観を変えるキッカケをにしてみてください!
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